大阪体育大学の各クラブが今季、これまでに繰り広げた熱戦を振り返ります。
バスケットボール部女子は4~5月の第46回全関西大学女子選手権大会で5連覇を逃がし、4位。主力の三次(みつぎ)真歩(体育3年、広島皆実)、アィェビドゥン?グレイス(体育3年、岡山?倉敷翠松)がけがなどで終盤まで欠場した影響も大きかった。村上なおみ監督は「ありえない結果だが、多くの選手に経験を積ませることはできた」と語る。

木谷夢菜(スポーツ科学1年、京都両洋)
昨年までは、春の全関西で優勝しても全日本インカレがある秋に失速した。大黒柱の日髙ひかる(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)に頼りすぎた点を反省し、今季は全関西前のスプリングキャンプから、多数の選手による競争をうながしてきた。

アィェビドゥン?グレイス(体育3年、岡山?倉敷翠松)
グレイス、大上(おおうえ)粋奈(スポーツ科学2年、広島皆実)の大型センターを活かし、個々の選手の良さを引き出していくのがチームの持ち味だ。三次は高い得点力に加えて1対1に強く、3×3ユース?ネーションズリーグ日本代表、韓国大会の日本学生選抜に連続して選ばれた。ゲームリーダーの升田木花(体育4年、福岡?八幡南)は頼れるシューターで、全関西で優秀選手賞を獲得。1年生の木谷夢菜(スポーツ科学、京都両洋)は果敢に攻めて新人賞を獲得した。

大上粋奈(スポーツ科学2年、広島皆実)
6月の西日本学生選手権大会は大半の4年生を教育実習で欠き、優勝した日本経済大学に72ー78で敗れ、ベスト8だった。
チームは常に日本一を掲げ、秋の全日本インカレで13年ぶり3回目の頂点を目指す。2年前の第1回新人インカレで全国優勝したメンバーはチームの軸の3、4年生となった。村上監督は「春は悔しい結果になったが、勝負の秋にピークを持っていきたい」と巻き返しを期している。
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