西日本学生レスリング新人選手権大会が2025年7月5、6日、大阪?堺市金岡公園体育館で行われ、春成飛翔(つばさ、スポーツ科学部1年?神戸高塚)がグレコローマンスタイル87kg級とフリースタイル86kg級で優勝した。大阪体育大学としては1980年以来45年振りに両スタイル優勝を成し遂げました。瀬野悠斗(はると、同、大阪体育大学浪商)もグレコローマンスタイル63kg級とフリースタイル61kg級でともに3位となり、2名の新人が活躍しました。

春成飛翔(右から2人目)と瀬野悠斗(同3人目)。湯元監督(右)と姫路ゼネラルマネージャー
レスリングは2種類のスタイルがあり、それぞれ異なった戦い方が求められます。グレコローマンスタイルでは腰から下への攻撃が禁止され、選手は相手の上半身をコントロールする技術に特化します。フリースタイルは全身を使った攻撃が許されるため、脚を狙ったタックルや足首をつかむアンクルホールドといった多彩な技術が駆使されます。そのため、一方のスタイルに特化した選手が多く、両方のスタイルで勝ち切ることはかなりの壁となります。
春成は「足のフェイントが使えるフリースタイルには自信があったが、まさかグレコローマンで優勝できると思わなかった。湯元(健一)監督から新しい技を教えてもらったこと、相手のミスを見つけそこを攻めることを意識したことがグレコローマンで優勝できた勝因だと思う」、瀬野は「初日のグレコローマンに自信があったが、準決勝で技の迷いが出てラスト10秒で逆転負けとなり3位となったことが悔しい。フリースタイルは苦手だが、準々決勝の相手とスタイルが嚙み合ったこと、パワー負けしないように最初から全力で攻めたことが3位になれた要因だと思う」とそれぞれ試合を振り返りました。
レスリング部は今年4月、北京五輪銀メダリストの湯元健一監督が就任。部長の近藤衣美スポーツ科学部講師(スポーツ栄養学)と姫路文博ゼネラルマネージャーとの体制で、技術面、栄養面、運営面をサポートしています。指導体制がより一層充実してきており今後の活躍が期待されます。
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